なぜ足を止める

昨年、コーチからTシャツを頂いた。
選手たちもよく着ている、言葉が入っているTシャツ。
しかも、オリジナルで文字を入れられるやつね。
コーチは。
私の普段の言動などを観察して。
監督の座右の銘みたいなことを探して、プリントしてあった。
「できるかできないじゃなくて、やるかやらないか」
この日記でも、たまに発言しています。

レシーブ練習をしていると。
途中でやめるんだよね、追いかけるの。
そこには、経験、守備範囲、感覚、教えていないなど。
もろもろ足りないことが大きな要素なのだが。

そこに、「気持ち」を感じられない。
まあ、これも経験なんだろうけど。
そもそも、「むり」と限界を決めているのだろう。
ボールが床に落ちても平気という感覚に思える。
追いかけようとはするが、途中で足を止める。
それは無理だ。
そう言っているような動きをする。

蟲柱・胡蝶しのぶの名言に。
「できるできないじゃない、やらなきゃならないことがある」
上弦の弐 童磨への最後の一撃を見舞うシーン。
危機的状況の中でも、やらなければならないという名言。
圧倒的実力差を痛感しながらも、満身創痍な状況であったとしても、やらなきゃならないこと、最後の一撃を童磨に見舞うべしという気持ち。
限界を決めない、死にかけても絶対にやってやるという思い。
しびれるね…

これをバレーに無理やり例えると。
勝てる勝てないじゃない、レシーブを上げなきゃならないことがある。
そのボールむり~、できない、とれない、むかつく。
そのボール、落としたら負けなんだよ。
落としたら、チームは失点する。
つまり負けるかもしれない。

自分の上達のためだけに練習をするのではなく。
応援してくれる家族のために。
一緒に頑張ってきた仲間のために。
レシーブを上げるんだ、絶対に。
と言う思い。
それがやらなきゃならないこと。

誰かのために。
それって頑張れる原動力になるが。
まあ、経験不足というのが大きいだろう。
負けて悔しいという経験をしていないから。
勝ちたいと思いをしたことないから。
試合に出ていないと尚更か…

こんなメンタル的な話をしても。
もしかしたら、なんのこっちゃなのかもしれない。
笛吹けど踊らず。

自分は。
ハメられるの嫌だから、なにがなんでも上げてやる。って。
3人レシーブやってたな。
だって、ハメられるが辛くて。
楽をしたかった。
だったら、ハメられるわけにはいかない。
楽をするために、全集中をした結果。
知らぬ間に上手くなっていった。

蟲柱・胡蝶しのぶの継子(弟子)になりたくなった。
2023/5/31