意識の思考

今日は、TVで高校野球と世界陸上を見ていたら。
思ってもみないことが起きた。
それはミス。

まずは高校野球。
仙台育英の守備で。
なんてことない外野フライを、2人が交錯して落球。
それを捕ればチェンジのはずが、失点になった。
地方大会でも、あんまり見なくなった光景を。
日本一を決める試合でもそんなことがあるんだ。

そして世界陸上。
400m混合リレーで。
最後の直線でオランダとアメリカのデットヒート。
オランダがトップでアメリカが猛追。
アメリカが追い抜こうとする瞬間。
オランダの選手は、足がもつれて転倒。
オランダは優勝候補であった。

1流のアスリートたちでも。
ミスは必ず起こる。
焦りが力みになったり。
心の中で、いろんなことが起こったりするのだろう。
そんなときの対応力のことは置いておこう。
選手たちは全力でやっている。
考え方を変えれば、この失敗も財産だ。
技術的なことだけではなく、人間的にも。
成長する機会なのではないだろうか。

この、ミスをしでかしたとしても。
また立ち上がるきっかけになるのは。
「全力プレー」
に尽きると思っている。

昨日の中学生のこと。
そういうことである。
遠くのボールは「むり」
低いかまえは「むり」
床ギリギリのボールは「むり」
速いボールは「むり」
つまんなくないか?

そんな中でも。
果敢に最後までボールに向かって行った選手もいる。
最後の最後までだ。
結果は上げられなかったが、ボールには触れた。
やってて、おやっと思ったよ。
本人は、楽しいと思える瞬間がそこにあったのでは。
「できない」ではなく「できる」に
「拾えないかも」ではなく「拾う」
「上げたい」ではなく「上げる」に。

思考が変われば意識も変わっていく。
意識が変われば行動が変わる。

そこに気付くのは。
あと10年後くらいなのかな。
もったいない。

だからこそ。
ちゃんとやんねん。

2023/8/23