零戦
6チームでの練習試合。
新人チームとの対戦。
まさかこの日が来るとは。
昨年なら、それを覚悟はしていたが。
長年やって来て。
ゼロで落とすセットは記憶にないな。
とうとうここで出ちゃいました。
さすがに…
まあいいさー
次は頑張れー
なんて言えませんから。
だからと言って、ミスに対して怒るつもりもない。
あくまでもこちら側の感じ方だが。
嫌がっていた。
ボールが来るのを。
確かに。
ドライブ回転の速いサーブを受けること自体。
経験としてはあまりなかったかな。
練習の時に、たまにそれ打つと。
おもしろいように、床に落ちる。
ドライブ回転に対する落下点が。
うちの選手は???なのだ。
うーんマンダム…
それを21本打たれた。
まあ、相手選手の21本打ち続けるコントロールに脱帽です。
まずは、どんな思いで終わったのか。
投げかけてみると。
無言でもぞもぞ…
都合の悪いことは黙ることを貫く。
それでも話してくれたのは。
サーブやスパイクがすごかった。
相手のサーブに、どこにいればわからなくて…
と話してくれた選手がいました。
いわるゆる。
不安だったんだね。ってこと。
そこから。
君たちは、ゼロで終わって。
「悔しくないのか?」
これだけは言っときました。
ボールが来ないでほしい。
取りたくない。
わからない…むり…
そう思ってコートに立っていたのなら。
嫌なことから逃げているだけ。
君たちにとっては。
さぞかし大変なことだったのだろう。
それでもだ。
「このままで良いのか?」
そこも伝えた。
昼休憩を挟み、第2クール目にはいる。
当然、同じ相手と対戦するわな。
さてと、子供たちは。
午前中とは打って変わって。
やるぞパワーがみなぎっていた?
ボールを上げると。
周囲からも、おぉぉ~っと歓声が上がる。
午前中とは違った勢いが明らかにあったのは確か。
最初からやりなさい…それ。
セットは落としたが。
最初ゼロだったのが、次は14点まで取れた。
やればできるって。
思えたかな。
それがあれば。
今日、ここに来た意味がそこにあるんだよ。
経験値という体験をここで積んだこと。
ありがたい練習試合でした。
もちろん、どの練習試合もありがたい。
失敗や挫折経験がここで体験できるのだから。
家でゲームしてYouTube見てるだけなら。
こんな経験しないよね。
ありがとうございました。