内に秘める思い?

そういえば。
日曜日の振り返りを忘れていた。
2チームだけで練習試合。
久しぶりにセットをこなしました。
二桁いったかと。
ゲームは試練だらけの各々。
一人の選手が。
おやっっ!て思ったなぁ。
ほぼ感情を現さない子なので。
プレーも遠慮プレー。

その選手がレシーブするボールは。
白帯の所までどうしても飛ばしてしまう。
うちはこれやられるとキツイ。
そこは指摘しました。
ホールの返す位置ってそこ?
チームの約束事は何だっけ?
すると次のセットに修正してきた。
コンスタントに同じ場所へ。
意識したらできるレベルに来てる?

そしてスパイク。
助走が踏み切りで失速(遠慮?)するので。
当然ジャンプには活かせません。
それで、真っ直ぐ打つので。
それはネットに掛けるよね…。
ジャンプはすぐに変わらないから。
それなら、打つ方向を上に打たなきゃ入らんよ。
という指摘をしたら。
次のセットから。
全て上方向に打つことをやっていました。
力強くはありませんが。
即失点にもなりません。
簡単にミスをしないことに繋がります。
何が良いかというと。
タイミングを合わせてミートしているってこと。
つまりドライブ回転がしっかりとかかっている。
これも意識すればできている。

チームは。
なかなかセットも取れず、意気消沈気味?
君たちは上手な選手ではなく、まだまだ平凡なんだから。
ハイキューの田中さんになりなさい!と。
『ところで平凡な俺よ下を向いている暇はあるのか』レフトぉぉぉぉぉ!
というお話をしたら。
そこからは、どこからともなく。
れふとぉ~
なんて聞こえて来るじゃありませんか。
そもそもプレーで自分から呼ぶ声を聞いたことがなかったので。
意識したらできるのね。

極めつけはサーブ。
これもスパイクと一緒で。
トスが前すぎて、打点が低くなるので。
ネットに引っ掛けることがほとんどで、クセのようなもの。
打つ場所を高くと課題を与えて取り組ませていましたが。
これがなかなか直らない。
下手な鉄砲数打ちゃ…状態であったので。
前回の試合から、上から打つのは。
クビにしていました笑
これは試合のみで、練習では上からの練習は続けていて。
すると。
ゲーム中であるのにもかかわらず。
ベンチの私のところに来て。
なんだ?どうした???
「上から打ってもいいですか…」
なぬっ!
っていうか。
あぁ…えっ!そうなのねん。
おぉ…やってみな…
ゲーム中に懇願され、焦る監督…。
自分のメンタル足りんなこりゃ。
すると、トスを自分の体の近くに上げて。
高い打点で打つことをやろうとしている。
その後もコンスタントに。
もちろん、コートINです。

何かしらの感覚をつかんでいて。
やれるという自信になったからか。
普段、遠慮してる子だったので。
懇願という行為が、想定外でした笑

おそらく。
上からのサーブを。
クビになったことが。
本人の心に。
何らかの影響があったのかも。
表面上には一切現れないのだが。
「やってやる」
という内に秘める思いがあるのかな。
スパイクもサーブ同様だったので。
打たせるのも、クビにしてたんです笑。
そこもかな。
悔しさだったり。
だから指摘にも耳を傾け。
田中さんのお話にもつながった?

セットを重ねるごと。
進化していったこの日。
忘れなければいいな。

2024/5/28