失敗の呪文

そういえば。
うちの子たちは。
逆境に弱すぎることを以前に書いた。
20点取ってから。
とたんに逆転を許すことが多々ある。

一つは。
あと1点だと思った瞬間。
もう勝ったという感情が浮かんできているんだと。
前回は、予選で1位になったということで。
勝ったという満足感が集中力を切らしてしまったと想定する。
やばいと気付いた時には。
集中が焦りに変わっていた。
最後の1点を取り切るまで。
ゴールだという感情に達してはいけないこと。
脳の原理原則が作用した結果です。
あと1点で終わり…は。
気持ちが切れる呪文みたい。
まだまだこれからだ。
そう思うこと、そして口にすること。

二つ目は。
それでも、追い詰められらることも。
現実はあるだろう。
その時に思う感情はおそらく。
サーブレシーブを上げなきゃ。
サーブを入れなきゃ。
スパイク決めなきゃ
といったことを。
意識してしまうのだろう。
これはまさに。
失敗する呪文と呼ばれる。

自分もプレーヤー時代。
相手にマッチポイントを取られている状況で。
サーブが回って来て。
「よし、ここは入れておこう。」
なんて思った時があって。
すると、弱すぎてネットに掛けて終了…
なんてことがありました。
まさにヘタレです。

このような失敗の呪文を唱えると。
それまで順調だったプレーが。
あっという間に力が発揮できなくなる状態に陥るということ。
かじられたアンパンマンみたいに。
なってしまうんですね。

嫌な場面が降りかかって来ても。
1点もやれない展開になっていても。
目の前の「今」に集中する。
これも訓練が必要です。
試合でいきなりそんなこといっても。
できやしないので。

つまりそういう訓練がされてなかった。
指導力不足なんですね。
反省…ということなんだけれど。
なんかマイナスっぽい表現なので。
そういった苦い体験を。
学びの機会だったとしたいですね。

さて話は変わり。
親戚からバームクーヘンが送られてきて。
どーんと大きいやつではないのですが。
個別にカットされているやつね。
それでも肉厚で美味しかった。
なんてことない普段の日常であるが。
こんな些細なことが。
これもぷち幸せ。
バームクーヘンにレモンサワー。
こういう、一般的には受け入れられない光景も。
自分らしさですね。
今日も生きててよかった。
死んだら明日の練習にいけないからね。
自分にありがとう。

2024/7/19