挫折を
乗り越えるために
先日のＪｒの大会で。
挫折感で終わってもらおうと。
あえて外した選手たちがいる。
何のために。
挫折を体験することが。
今後の成長に役に立つと思ったからだ。
プレーのまずさに対しての懲罰的な考えではなくて。
挫折のデメリットは。
モチベーションを下げてしまう可能性があること。
そこで諦めてしまうこと。
メリットは。
自分の現実を知るってこと。
今の現実はこうなんだ。
その中でどうするかを学ぶきっかけになること。
上手くいかない現実から一歩踏み出す機会が。
挫折を味わうということ。
ブロックが役目としている選手。
それ以外に自分の頑張りたいこととして。
ボールを繋げるようになりたい。
そこが自分が思う次のめあてだったが。
どちらも思い通りに行かなかった。
途中交代でベンチに下がったら。
泣きながらベンチにいた姿があり。
これぞ狙っていた挫折感だと思っている。
思い通りに行かなくて。
逃げたくて泣いているのではなく。
やりたいプレーが出来なかった悔しさが。
その涙だったと思いたい。
入団したばかりで急成長の選手を。
今回も起用してみたが。
ボールの落下点が見極められなくて。
ボールを後ろに弾く場面が連続する。
しかも相手にターゲットにされた上で。
修正不能状態であった。
こちらも途中交代した。
試合経験が少ないため、どこが挫折なのか。
まだわからないところもあるだろうが。
たまに上手くいかないのではなく。
ターゲットにされた上で。
同じ場面を何度も繰り返した状態で。
終わってもらおうと思った。
この選手の場合。
そこからそのプレーに向き合うだろうと。
思ったからだ。
そして、スパイクに悩みを抱えて。
アリ地獄状態の選手がいる。
やはり今回もアリ地獄にハマったまま。
アウト、ネット、ブロックシャットされ。
どうしたらよいかわからないまま。
コートに立ち尽くしていた。
そしてチームのリズムを崩すプレーのまま。
予選を終えた。
自分に足りないところを。
スタメンから外すことで。
自分で考えるきっかけにしたいと思った。
この3人を。
今日はもう試合に出したくないんだ。
そうスタッフにも言い放った。
この言い方がよろしくないね。
感情的になって罰則にしているように聞こえる。
これは自分のミスである。
この状態で終えることが。
次に活かす機会だと思ったからだ。
「自分の人生において
自分では難しいと思ったこと。
挫折を持ったことをもう一回。
自分の意志で取り組んでやったんだという。
この経験が重要なんだと思います。」
～元オリンピック陸上選手 為末 大～
上手くいかなかったけど。
逃げずに向き合ってもらいたいと思ったから。
それがあれば。
辛いことがあったけど。
逃げずに向き合って頑張れた。
そのような自己肯定感に。
繋がって行ってもらいたくて。
今後の成長に向けて。
先を見据えた思いとして。
そう考えたということです。
これも共同作業が必要です。
あとは本人が直したいと思うのか。
そこは大丈夫だと思っています。
さあ、一緒に頑張ろうか。
