試練

決勝トーナメント初戦の戦いが。
そう簡単なものではないことは。
想定していたのだが。
あるとすれば。
ここがコケる場面であるということもね。
それが現実のものとなってしまった。

気持ちとすれば。
落胆ということになるだろう。
無念でしかない。
それは結果だけに対する気持ち。

1セット目のデュースの激戦。
2セット目は最大6点差を追いついたが。
どちらも1点もやれない場面でのミスが。
勝ち切れない部分であった。
そして。
勝ったチームがそのまま1位となった。
あとは考え方。
自分たちはそこに近い位置にいるってこと。
足りない部分を修正できれば。
自分たちもそこに行けるチャンスが。
まだあるってこと。

今日の状態は。
もともと持っていた課題の部分。
そこが克服できていなかった。
だから。
ある意味負けてよかったのかもしれない。
それが変わらなければ。
次のレベルで戦うことなんか。
できやしない。

1セット目を落としたあと。
どうしよう…
という表情で移動してきた。
そういうところが。
まだまだ結果で右往左往してしまう弱いところ。

うまくいかないことって。
上手くできるために教えてくれている。
そこに向き合わずに。
逃げてばかりいたら。
そりゃ、いちかばちかの結果に頼るしかないよね。

負けるって。
足りないところを知る機会。
サーブ力も。
レシーブ力も。
スパイクコントロールも。
相手の方が上だった。
それだけのこと。

次からは下剋上だ。
やばいなではなく。
やってやる。
追いかけるしかないのだから。
試練を歓迎する。

自分も含めて。
教えきれてないところが。
まだまだ沢山あるんだなぁって。
そう思えば。
ワクワクしてきます。
負けから学ぶことを。
楽しいことにすればいい。

『負けは弱さの証明ですか? 君たちにとって負けは試練なんじゃないですか? 
地に這いつくばったあと、また立って歩けるのかという。
君たちがそこに這いつくばったままなら、
それこそが弱さの証明です』
~ハイキュー 武田一鉄~

2025/1/18