にんじんの意味
新人戦市予選シード決めの大会。
無事に1位通過。シード権を取りました。
この位置を狙ってのことなのだが。
これまでの経過としては。
ここに行き着けるかどうかは。
未知数だった。
練習試合では、0戦をくらう。
6年生とのゲームでも。
歯が立たない。
覇気もない。
まさに、うーんマンダムであった。
6年生も含め。
チームとして追い求めているのが。
集中力と緊張感ってなあに?
それを体験する機会をつくろうと考えていたら。
前日の練習試合で。
ふと思いついた。
劣勢でも追い上げる体験。
新人Bチームを出すと。
10点差くらい離された。
そこで、メンバー全とっかえ。
追い上げる力を試した。
すると4、5点差まで詰め寄ったので。
さらなるエネルギーとして。
にんじんを投入した。
勝ったらアイスだよ🍦
すると。
ワンプレーに集中しているオーラを感じる。
そして追いつき逆転してセットをもぎ取った。
子供たちは優勝したかのように大喜び。
子供たちは。
アイスのために頑張り、アイスがもらえるから喜んだのだろう。そこにもう一つ。
無意識で集中していたということ。
一点もやれない緊張感。
ボールをつなぐという集中力。
その感覚なんだよ。
次のラストセットも同じようにやってごらん。
としたものの…
なんだかな…
勝ちはしましたが。
いつものなんとなく感でした。
ただ、必死になる感覚と、なんとなくやってる感覚を、
比べることが出来ました。
にんじんは。
ただ単に吹っかけて、ご褒美をぶら下げたのではなく。
そういう感覚を体験出来るか。
そういう意味です。
別に。
優しい監督、良い人監督を狙ったわけではありません。
あしからず。
そして今日。
伝えたこと。
君たちは、勝つことよりも、アイスの方が頑張るのか?
勝ちたいという思いは。
アイスより低いのか。
ふ〜ん。
試合はというと。
1点を争う展開が続く。
ミスも目立つので、負けの流れも何度もあった。
6年生Aチームなら。
いつもここで崩れていく。
そこを勝ち切りました。
3試合中、2試合がそんな感じで。
特にすごいプレーはないのですが。
とにかく、つなぎを粘れたことで。
相手がミスをしていった。
それでも、集中力は切らしていなかった。
そこに尽きると思います。
集中力を引き出すために、緊張感を持って臨んでいた。
そういう事だと思いたい。
勝ちをもぎ取ったあとに。
子供たちは抱き合ったり、涙を流したり。
まるで優勝したかのように。
それだけプレッシャーの中で。
我慢していたということでしょう。
しかしだ。
まだ最終ゲームを残していたので。
そんなのは不必要だ。
満足感は集中力を妨げる。
優勝してから泣け!!
車の中で泣け!
家に帰ってから泣け!
まだスタートラインに立っただけ。
地獄を味わうのは。
まだまだこれからなんだよ。