意識の効果
私が中学生の頃は、まだ昭和時代だった。
あの頃は、今と比べればもうむちゃくちゃな時代だった。
練習の意味や効果、そんな意識などは皆無だった。
でも…
3人レシーブでは、はめられると地獄なので、それだけはできるだけ回避したくて。
どうしたら、落とさないためにレシーブの反応スピードを上げていくか。
そんなことは自然に意識して、全集中をしてたかな。
まあ、この意識は知識ではないな。
結果、レシーブに対する意識はだいぶ培われたような…
記憶をたどるとそんな気がする。
さて、前置きが長いな。
「意識性の原則」そんな考え方がある。
まずは知識を得ること。
そしてそれを意識をするだけで、上達に変化があるということ。
その逆で。
同じことをしていても、
知識を得ないで、意識もしないで行っている選手は。
何も変化はないということ。
与えられたことを、なんとなく淡々とこなしているだけの状態。
このまま何カ月たっても何も変わらないということになる可能性がある。
そういえば。
学生時代に、3人レシーブではめられる奴は。
いつも同じ奴だったな。
そういうことか?
初心者の中学生も、Jrの小学生も。
どう見ても、知識は馬の耳に念仏という子も…
小学生は仕方がないのか?
いやそんなことはない。
真剣な眼差しで耳を傾ける選手。
あくびをしながら、あさっての方向を向いている子。
お話も聞かず、隣の子に話しかけている子。
それぞれだが、これにはのちの上達に響いてきている。
いつまで経っても何も変わらない選手は。
こちらからも、話を聞いていない姿勢は感じてしまう。
そこには知識と言う説明があるのだが。
メニュー開始とともに、全然違うことをしている。
知識がないから意識もない。
運動神経が良いから?
それだけで片付けてはいけない。
そもそも、話を聞いていないのだ。
お前の話が何言っているかわかないから。
そう返されそうだ…

